構造化オーバーレイネットワークを用いた条件付きマルチキャストの提案と評価

  • 安倍広多,構造化オーバーレイネットワークを用いた条件付きマルチキャストの提案と評価,第27回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2019)論文集,pp.195–204 (2019-12).

Abstract

構造化オーバーレイネットワークによって,指定した条件を満たすすべてのノードにメッセージを配送する方法を提案する(条件付きマルチキャストと呼ぶ).各ノードuはユニークなキー(u.key)およびノードの状態を表す値(u.value)を保持する.条件付きマルチキャストでメッセージを配送するには,配送先のキー範囲rおよび条件を指定する関数matchを指定する.メッセージは(p.key∈r ∧ match(p.value)=true)を満たすすべてのノードpに配送される.提案手法はChord#をベースとした構造を持つ.各ノードが経路表の各エントリに,あるキー区間のノードのvalueを集約した値を保持することで,当該区間内に条件にマッチするノードが存在する可能性がある場合のみメッセージを配送する.本稿では提案手法の詳細と解析および評価について述べる.

論文

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